ローコストにする方法


空間や材料などの無駄を省くこと、手間のかかる工事は避けること、設備をいかにコンパクトにまとめることなどです。

まず無駄を省くには、シンプルなプラン。外壁は、凸凹を減らし、工事の種類を増やさない。部屋ごとに仕上げをかえないことがコストダウンにつながります。

手間のかからない材料を使う。現代では左官工事(塗壁)が少なくなってきてますが、理由は手間と工期がかかる工事だからです。複雑な仕事は避ける。大工の手間賃が上がることになります。

そして、設備をまとめる。設備は生活に合わせて、どれが本当に必要か考えます。
エアコンの数、キッチン、浴槽のグレード、洗面器の種類などです。設備は直接生活の快適さにつながり、グレードがわかりやすいこともあって、ここは少し贅沢にしょうと願うものですが、設備の寿命は建物に比べて短いものです、構造材や目立たないけど大切な項目(断熱材など)を削って、設備にお金をかけても満足行きません。また、新しい設備などは、宣伝や噂に惑わされず、必ず現物を自分の眼で見て確かめて将来でも本当に必要かどうか考えることが大切です。

さらに予算が厳しい場合は、お住まいになる方の生活に対する思い切った判断が大切です。自分たちの生活を根本的から見直さなければなりません。

究極は、間仕切りをプライベートゾーンのみ残して、その他のスペースを家具、衝立で仕切、固定間仕切りをへらし、建具も減らことが出来る。
しかし、裏腹が生じます。それは、建物の耐震性です。間仕切りが少ないと、耐震性が劣ります。適度な内容が必要です。その方法は、設計士のアドバイスが必要です。

本当に大切なものだけを選別できれば、かなりコストを下げても希望に満ちた住まいができることになります。